PoliTypeβ
PoliType/Knowledge/日本保守党
政党2026-04-21

日本保守党

#基礎知識#政党

この記事でわかること

  • 百田尚樹・有本香という言論人が政党を立ち上げた背景
  • 自民党に不満を持つ保守層の受け皿としてどう機能しているか
  • SNS・You Tube発の政治勢力が議席を取るまでのプロセス

概要

日本保守党(にっぽんほしゅとう)は、日本の政党。小説家の百田尚樹と元ジャーナリストの有本香によって、「日本の国体、伝統文化を守る」の理念のもと2023年10月17日に設立された。百田が代表、有本が事務総長を務めている。第50回衆議院議員総選挙において政党要件を満たし、2024年11月5日に国政政党となった。略称は「保守党」、「保守」。英語名での略称はCPJ。
かつては河村たかし率いる地域政党・減税日本と「特別友党」関係を締結し、河村が日本保守党の共同代表となっていたが、2025年9月に関係解消を通告している(後述)。
LGBT理解増進法、日本政府が推進していると主張する大量移民政策に反対する立場を取っている。消費税廃止を目標に掲げ、第一歩として酒類を含む食料品の消費税ゼロを推進。

成り立ち・背景

設立のきっかけは、自民党の岸田政権下で成立した「LGBTQ理解増進法(LGBT法)」に対する保守層の反発であり、同法の改正を主要政策として掲げている。同党は「ジェンダーアイデンティティーを理由とする不当な差別はあってはならない」との規定が不明確であることや、ジェンダー・セルフID制導入による女性スペース侵害の懸念を主張している。また、移民政策に関しては、「人手不足だから外国人を入れる」という現行制度への批判を展開し、欧州や国内で生じたトラブルを例に挙げて見直しを求めている。元内閣総理大臣の安倍晋三の亡き後、自民党に不満を抱く岩盤保守層から支持を得ていると報じられている。

2023年6月10日、百田尚樹は自身のYouTubeチャンネルで、LGBT法案が成立すれば日本の家庭や皇室制度が危機にさらされ、日本が徹底的に破壊される恐れがあると発言し、「LGBT法案が成立したら、私は保守政党を立ち上げます」と宣言した。設立のきっかけとなった「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(いわゆるLGBT理解増進法)」は、2023年6月16日に自民・公明・日本維新の会・国民民主などの賛成多数で可決・成立した。この法律に対する保守層の反発を背景に、百田と有本は同年9月1日に「百田新党(仮称)」として党のXアカウントを開設した。党の正式な活動開始は、2023年10月に予定された。9月13日、Xアカウントのフォロワー数が目標の20万人を超えたことを受け、党の正式名称日本保守党が発表された。同日、結党メンバーである小坂英二・荒川区議が、荒川区議会で所属していた一人会派の名称を日本保守党に変更した。
10月17日、「日本保守党」の結党記者会見が行われ、百田尚樹が代表、有本香が事務総長に就任したことが発表された。また、名古屋を拠点とする地域政党減税日本と特別友党関係を結び、減税日本代表で名古屋市長の河村たかしが共同代表に、減税日本副代表の広沢一郎が事務局次長に就任した。法律顧問には北村晴男が就任した。
11月時点で、党員数が5万人を超えたと発表した。

関連項目

Politype的視点

百田尚樹という言論人が政党を作るとどうなるか。YouTubeとSNSで支持者を集め、既存自民党への不満層を組織化した新しい政治モデル。参政党と競合しながら「本物の保守」を争う構図は、自民党右派の離反がどこに向かっているかを示している。

次に読む

3

記事が役に立ったら、応援していただけると励みになります🙏

💝 PoliTypeを応援する

本記事は公開情報(一次資料・公式発表・報道等)をもとに作成した教育目的のコンテンツです。 情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではなく、特定の政党・人物・団体への 支持または批判を意図するものではありません。 掲載内容に事実との相違・名誉毀損・プライバシー上の問題があると思われる場合は、X(@yumemi_seiko)のDMまでお申し出ください。確認の上、速やかに対応します。利用規約・免責事項